2016年度版 相場がわかる 引越 単身パック比較
2016/02/20
各引越し業者が単身者向けサービスを提供
引越しをする際には、引越し業者いわゆる「引越し屋さん」に荷物の運搬を依頼するのが一般的です。
最近では、少子化や晩婚化といった世帯構成の変化に伴い、各引越し業者とも単身者向けの引越しサービスに力を入れています。
各社とも、それぞれに特色があり、またサービス内容についても多岐にわたります。
同じ引越し要件でも価格は引越し業者ごとに異なる
同じ引越し要件（運搬元・運番先・荷物の量と特性）であっても料金は引越し業者ごとに異なります。
引越し業者ごとに異なる特性
得意分野の違い
これは、その引越し業者が、特定地域特化型なのか、広域型なのか、単身者向けに特化しているのかなど、様々です。
引越しサービスの取り扱い年数などでも違いが出てきます。
また、業者ごとに蓄積しているノウハウや保有する運搬器具などに違いがあります。
依頼する引越し要件と、業者の得意分野がマッチしないと、その業者はサービス履行のために、特殊な人員や運番器具を手配することになるので、その分がコスト（引越し料金）に上乗せされます。
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スタッフさんの要員構成
引越料金の内訳ですが、大きく分けると
- 車両コスト
- スタッフさんの人件費
- 損害保険料
- 運番器具調達費
- 梱包材購入費
- その他間接費等
のようになります。
特に、スタッフさんの人件費の占める割合が大きいです。
この人件費については、年間で一定ということはなく特に3月から4月の繁忙期には上昇する傾向があります。
人出が足りなくなると、外部から人員を調達するため、その分だけ人員コストが上がります。
繁忙期を想定してどの程度の余剰人員を確保しておくかは業者により異なります。
また、スタッフに対する研修などの教育費にどれだけコストを掛けているかによって、人員コストは変わってきます。
経験の浅いアルバイトさんと、訓練された専任スタッフさんでは、サービスのレベルや安心感が違います。
保有するトラックや運搬器具などの違い
荷物の量や大きさで、トラックのサイズや台数は決まります。
移動する距離で、燃料費とスタッフさんの拘束時間が決まります。
その他の価格決定要因としては、
- 搬出元と搬入先の立地条件
- 周辺の交通インフラ
- トラックの駐留スペースから搬入先までの距離
- 建屋の構造や特性
- 入り口から建屋内へ荷物の搬入経路が確保できているか
などが考えられます。
近くに駐車できない場合、スタッフが抱えて運ぶため時間がかかります。
建屋の構造や特性については、エレベーターの有無や極端な段差などがあげられます。
入り口からの搬入経路が確保できない場合、ベランダから搬入するなどの特殊対応が必要になります。
ベランダからの搬入の場合、ゴンドラを使ったり、ベルトで人が吊り上げたりといった対応が一般的です。
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案件に対するリスク評価
引越しを業者さんに依頼する際には、まずは見積もりを依頼します。
見積もり担当者は、この段階で受注する案件について、引越しの要件を確認します。
- 引越し希望日（時間）
- 搬入先の住所（概算の移動の距離と経路）
- 搬入先の建屋の特性（階数、エレベーターの有無）
- 荷物の量
- 大型家具の数とサイズ
- 運搬に際して扱いが特殊な荷物の有無（水槽や美術品など）
これらの情報を依頼者から聞き取りしたのち、先にあげた価格決定要因を考慮して、見積もり金額を提示してきます。
ただし、提示されている金額には、いくらかのリスク経費が含まれているケースが多いです。
聞きとった要件が不明瞭だったり、はっきり決まっていない場合や依頼者自身がよくわかっていないケーでは、案件にかかるコストを正確に見積もることができないので、
「もしも」の場合に備えて、必要なコストを大きめに見積もっておくのです。
この、リスク経費の見積もりには、
「依頼人のキャラクター」
についても、評価の対象になります。
- 引越しに対して能動的であり、スタッフに対しても協力的である
- 当日の引越し現場で必要な意思決定ができる
- 発言の内容に一貫性があり、情報に信頼性がある
引越し当日にスタッフと協力してスムーズに作業を進めることができるかどうか？
「作業の遂行に難あり」と評価された場合、リスク経費として計上されます。
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依頼内容にあった引越し業者を選ぶこと
こちらの依頼内容をすべて満たしてくれて、しかも料金は格安なんていう都合のいい引越し業者は存在しません。
引越し業者さんは魔法使いでも、ドラ○もんでもありませんから。
相場を知るには、自分の引越しプランをしっかりたてることが第一です。
業者さんに聞かれてから考えたり、確認しているようでは、そのプランは不完全です。
まず、引越し要件をしっかり固めてから、プランにあった引越し業者さんを選ぶ方が色々と有利に交渉できます。
引越し価格の相場は、その時期や要件によって様々です。
なので、できるだけ多くの引越し業者さんから見積もりを取って比較検討しましょう。
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